概要
【画像認識で守る:AI歩行・転倒見守りシステム】
このシステムは、AIの「機械学習」を活用して高齢者などの安全を見守るデバイスです。 送信用PCのカメラ映像をAIがリアルタイムで解析し、その解析結果(ラベルの番号)を数値データとして受信側に送り続けます。受信側では、受け取った数値が「倒れている状態」を示したときだけ、音声で通知を行います。これにより、離れた場所にいる家族や介護者が迅速に状況を把握できます。

用意する物
- タコラッチ・ミニ(2個)
- 送信用PC(カメラ付き 1台)
- 受信用PC(1台)
準備
- 事前に『計測・制御』の教材を通して、カードの使い方や問題解決の手法を習得しておく必要があります。
活動
客室側とナースステーション・家族側の二手に分かれて活動を行います。
1. 工作
【送信側:AIの学習準備】
- モード切替: Scratch画面右上のボタンをクリックして「カメラモード」に切り替えます。
- 事前学習: カメラに向かって「椅子に座っている姿」をラベル1、「床に倒れている姿(人形などを使用)」をラベル2として、AIに繰り返し学習させます。

-
通信設定:
[ ネットに接続する ]ブロックで共通の通信グループID(例:[日付][クラス][グルプ名])を入力して決定します。
2. プログラミング
【客室(送信側):判定結果を送り続ける】
利用するカード例
- AI 02:見分ける(画像認識/Scratch)
- 通信 01:データを送る(インターネット間通信(送信))

プログラム例
-
[ ずっと ]ブロックの中に、[ (通信 x) を (ラベル) にする ]を入れます。 - AIが今どの状態だと判定しているか(ラベル1か2か)という数値を、常にリアルタイムで送信し続けます。

【ナースステーション・家族(受信側):値を見て通知する】
利用するカード例
- 通信 02:データを受け取る(インターネット間通信(受信))
- 制御 02:しゃべる(音声合成/Scratch)

プログラム例
-
[ もし (通信 x の値 = 2) なら ]を判定条件にします。 - 受信したラベルの番号が「2(倒れている)」になったときだけ、
[ (利用者が倒れています」) としゃべる ]ブロックを実行します。 -
-
繰り返し: これらを
[ ずっと ]ブロックの中に入れて、常に通信xを監視するようにします。
-
繰り返し: これらを

3. 動作確認
- 判定テスト: カメラの前で倒れたふり(またはモデルを倒す)をした際、受信側の画面に表示される「通信 x」の値が「2」に変わり、即座に音声が流れるか確認します。
- 精度向上: 部屋の明るさや背景によって判定が難しい場合は、追加で学習を行い、AIの精度を高めましょう。
発展
生成AIによる状況判断アドバイス
「AI 03:ステージ表示されている物についてたずねる+アクセス」を活用することで、より高度な見守りが可能です。 受信側で転倒を検知した際、生成AIに「ステージ(カメラ映像)を見て、倒れている人の周りに危険な物があるか教えてください」とたずねるプログラムを追加してみましょう。救助に向かう人が、現場の状況を事前に把握できるようになります。
※画面右上のボタンでカメラモードに切り替えて使用してください。 ※利用には、AkaDako Cloud Plus のアクセスキーが必要です。