用意する物
- AkaDako探究ツールまたはタコラッチ(以下、探究ツールとして解説)
- 1個
- (必要に応じて)Grove防水温度センサー
- 1個
活動
アプリ「温度・明るさモニター」を使うと、日なたと日かげの温度と明るさの違いを比較する事が出来ます。温度の測定方法として、探求ツール本体内蔵の温度センサーを使う方法と、外付けの防水温度センサーを使う方法があります。
■探求ツールの準備
- 探求ツールを使用するタブレットやPCに接続する。
- 外付けの防水温度センサーを使う場合は、カバーを開け、防水温度センサーGrove端子の「デジタルA」に接続した後、探求ツールを使用するタブレットやPCに接続する。
- アプリを起動する。
- 緑の旗をクリック。
- 「内蔵温度センサー」か「防水温度センサー」の使用する方にチェックを入れる。
■実験の手順
- 晴れた日の午前9時頃の日なたと日かげの温度をはかる。
- 日なたに探求ツールを置き、画面の温度が安定したらスクリーンキャプチャをとる。
- 日かげに探求ツールを置き、画面の温度が安定したらスクリーンキャプチャをとる。
- 同じ日の午前12時ごろの日なたと日かげの温度をはかる。
- 午前9時にはかったときと同じようにはかる。
■実験後のデータ整理
- 実験で撮ったスクリーンショットを班のメンバーと共有する。
- 普段学級で使っているツール(GoogleドキュメントやMicrosoft Word などスクリーンショットを貼り付けられるツール)を使用して整理をする。(個人または、共有シートでまとめる。)
- ワークシートの例
日なたの地面の温度 | 日かげの地面の温度 | |
---|---|---|
午前9時 | ||
午前12時 |
先生へ
■本実験の位置付け
- この実験は、小学校学習指導要領に記載されている第3学年の内容「太陽と地面の関係」に関する学習を想定しています。
- この学習では、「太陽と地面の関係を、日なたと日陰の違いを比較しながら調査する活動」を行います。
- 教科書の実験で棒状温度計や放射温度計の代わりに、AkaDako探求ツールの温度センサーを使うことができます。
- AkaDako探求ツールの内蔵温度センサーやGrove防水温度センサーを使用すると、地面の温度変化を測定できます。
■AkaDako探求ツールを使うメリット
- 温度計を使うよりも大きな画面で表示されるため、変化が見やすくなる。
- スクリーンキャプチャを撮れば、簡単に記録ができる。
- 明るさセンサーの値もわかるので、日なたと日かげの明るさの違いも確認できる。
■授業を行うに当たっての留意事項
- 内蔵の温度センサーを使うと、AkaDako探求ツール本体のみで測定できますが、地面付近の温度を計ることになります。
- 防水温度センサーを使わない場合は、できるだけ本体の温度センサーを地面に近づけてください。
- 地面の中の温度を調べたい場合は、Grove防水温度センサーが別途必要になります。
- 防水温度センサーを使う場合は、授業終了後、Grove端子を抜くときに注意してください。ケーブルを持って引き抜くと壊れる可能性があります。
- 実際の温度や明るさを数値で確認したい場合は、グラフツールもしくはコンソールをご利用ください。
- 温度計のメモリの正しい見方については、実際の温度計を使ってください。
■必要なGIGA端末の技能
- 実験の結果を共有ツールを使って、班や全体で共有する。
- スクリーンキャプチャを撮る。
- スクリーンキャプチャで撮った写真を表にまとめる(例えば、GoogleドキュメントやMicrsoft Word)
■関連する学習指導要領解説の記載
■関連する各教科書での指導計画
- 大日本図書3年「地面のようすと太陽」第2次7,8時の実験場面
- 啓林館3年「かげと太陽」第2次3,4時の実験場面
- 東京書籍3年「太陽の光を調べよう」第1次第2,3時観察1の実験場面
- 教育出版3年「太陽と地面」第2次の実験場面
- 学校図書3年「かげと太陽」第3次3観察の実験場面
- 信州教育出版3年「日なたと日かげをくらべよう」の実験場面
「こんな教材を開発して欲しい」「オフィシャル教材のここを改良してほしい」等御座いましたら、お気軽にご意見を頂ければ幸いです。