用意する物
- AkaDako探究ツールまたはタコラッチ(以下、探究ツールとして解説)
- 1個
- USB延長ケーブル
- 3m以上
- 鏡
- 2個
- 約1cm角の白い紙
- 1枚
- セロテープ
- 3cm程度
活動
アプリ「温度・明るさモニター」を使うと、明るさと温度を数値で確認する事が出来ます。
■実験環境準備
- 探究ツールのカバーを明けて、明るさセンサーに白い紙を貼る。(白い紙の理由はページ下部の「先生へ」を参照)
- 直接日のあたらない場所に探求ツールを置く。
- 探求ツールとタブレットを接続する。(必要に応じてUSB延長ケーブルを使う)
- アプリを起動。
- 緑の旗をクリック。
■実験の手順
- 光を当てない状態での明るさと温度を確認し、スクリーンキャプチャを撮る。
- 1枚目の鏡で太陽光を反射しAkaDako探求ツールに光をあてる。
- 温度が安定したら、明るさと温度を確認し、スクリーンキャプチャを撮る。
- 2枚目の鏡も使い、AkaDako探求ツールに光をあてる。
- 温度が安定したら、明るさと温度を確認し、スクリーンキャプチャを撮る。
■実験後のデータ整理
- 実験で撮ったスクリーンキャプチャを班のメンバーと共有する。
- 普段学級で使っているツール(GoogleドキュメントやMicrosoft Word などスクリーンキャプチャを貼り付けられるツール)を使用して整理をする。(個人または、共有シートでまとめる。)
- ワークシートの例
かがみの数 | 結果 | AkaDakoの画面 |
---|---|---|
0枚 | 温度 25℃ 明るさ 3 |
|
1枚 | 温度 35℃ 明るさ 6 |
|
2枚 | 温度 45℃ 明るさ 12 |
"
先生へ
■本実験の位置付け
- 本実験は、小学校学習指導要領に記載されている第3学年の内容「光と音の性質」の学習を想定しています。
- その内容のうち、「 何枚かの平面鏡を使い,光を当てたときの物の明るさや暖かさに着目して,光の強さを変えたときの現象の違いを比較しながら,物の明るさや暖かさの違いを調べる」実験場面にあたります。
- AkaDako探求ツールに内蔵されている温度センサーや明るさセンサーを使うと、温度や明るさの変化を測定することができます。
■AkaDako探求ツールを使うメリット
- 温度計を使うよりも大きな画面で表示されるため、変化が見やすくなる。
- 明るさが測定できるので、手の感覚+客観的なデータで明るさについて考察できる。
■授業を行うに当たっての留意事項
- 明るさセンサーは、明るさ64,000lx(ルクス)以上は正しく測定が出来ません。屋外の実験では鏡2枚で、64,000lxを超えることがあります。2枚の光を重ねて64,000lxを超える場合は、明るさセンサーのところに、白い紙を貼ってください。lxは正しくなくなりますが、鏡1枚と2枚では倍近く違う事を確認する事が出来ます。また、黒いシールと白いシールを用意し、温度センサーに貼れば、色による温度上昇の違いを確認する事が出来ます。
■必要なGIGA端末の技能
- 実験の結果を共有ツールを使って、班や全体で共有する。
- スクリーンキャプチャを撮る。
- スクリーンキャプチャで撮った写真を表にまとめる(例えば、GoogleドキュメントやMicrsoft Word)
■関連する学習指導要領解説の記載
■関連する各教科書での指導計画
- 大日本図書3年「太陽の光」第2次3,4時の実験場面
- 啓林館3年「光のせいしつ」第2次3,4時の実験場面
- 東京書籍3年「太陽の光を調べよう」第2次第3,4時実験1の実験場面
- 教育出版3年「光」第1次の実験場面
- 学校図書3年「光を調べよう」第2次2実験の実験場面
- 信州教育出版3年「光のせいしつ」の実験場面
「こんな教材を開発して欲しい」「オフィシャル教材のここを改良してほしい」等御座いましたら、お気軽にご意見を頂ければ幸いです。