
用意する物
- AkaDako探究ツール
- 1個
活動
■実験の日を決める
雨の心配がある日や台風が近づいている日など、天気が気になる日に、AkaDako探求ツールで計測をします。(体育の学習が校庭でできるかな?等)
■実験の手順
- AkaDako探究ツールをPCに接続します。
- アプリを起動。
- 左の「デバイスを接続する」をクリック。
- 左上のセレクターで「温度または湿度」を選択。
- 右上のセレクターで「気圧」を選択。
- 上中央のセレクターで「1分」を選択。
- 「▶」ボタンを押して計測を開始。
- 測定が終わるまで、なるべく動かさない。(高さが変わると、気圧も変わってしまう。)
- (注意)PCが自動ロックされると、測定が中断してしまいます。自動ロックを解除しておきましょう。
- (注意)長い時間計測をするときには、電源の確保にも注意しましょう。
- 窓から天気の変化を見て、雨が降るなどの変化があったときに、グラフを確認する。
- 測定したい期間が終わったら、停止をする。
- スクリーンショットを撮る、または、右下のダウンロードボタンを押して、好きな形式でデータを保存しておく。
先生へ
■本実験の位置付け
- 第5学年で学習する「天気の変化」では、様々な気象情報を用いて学習を進めます。しかし、気象情報は、スケールが大きく「今、自分がいるところ」での情報を実感しにくいかも知れません。「天気の変化」学習を終えた後、気象情報の実感を得て興味・関心を高めるために、AkaDako探求ツールを使って、今自分がいる場所の「気温」「湿度」「気圧」の変化を観察してみてはいかがでしょうか。きっと、新しい気づきが生まれるはずです。気象要素(気温、湿度、気圧、風向など)の詳しい内容を扱う中学校「気象とその変化」の学習につなげるための体験として位置付けられます。
■関連する学習指導要領解説の記載
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編 第3章第3節2項B(4)「天気の変化」 p.73~74
- 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編 第2章第2節第2分野2項(4)「気象とその変化」p.92~98
■関連する各教科書での指導計画
- 大日本図書5年「天気と情報[1]天気の変化」第2次8、9時学習後、児童の必要感があるとき
- 啓林館5年「雲と天気の変化」まとめ〜つなげようの活用場面や児童の必要感があるとき
- 東京書籍5年「天気の変化」第3次第1,2,3時の学習後、児童の必要感があるとき
- 教育出版5年「天気の変化」第2次の学習後、児童の必要感があるとき
- 学校図書5年「雲と天気の変化」第2次の学習後、児童の必要感があるとき
- 信州教育出版5年「天気の変化(1)(2)」の学習後、児童の必要感があるとき
■AkaDako探求ツールを使うメリット
- 「気温」「湿度」「気圧」などのデータをリアルタイムで記録し、変化を可視化できる。
■授業を行うに当たっての留意事項
- 「気圧」が何を表しているかについては、中学校で詳しく学習するため、深掘りしなくても良い。
- 知識を身に付けることが目的ではなく、気象要素が、自分のいる場所でも常に変化していることや、それと天気の変化に何か関係がありそうだという思いや天気への興味・関心を高めることを目的とする。
■GIGA端末の応用
- 気象衛星の雲画像やアメダスの雨量情報を収集し、デジタルノートにまとめ、広いスケールの気象を把握すると同時に、自分のいる場所の気象要素をAkaDako探求ツールで収集し比較することで、様々な気づきを得ることができる。
「こんな教材を開発して欲しい」「オフィシャル教材のここを改良してほしい」等御座いましたら、お気軽にご意見を頂ければ幸いです。