用意する物
- AkaDakoシリーズ
- 1個
- デジタル制御マイクロポンプ(TFW-PP1)
- 1個
- ミノムシクリップケーブル
- 4本
- 乾いたティッシュ
- 1枚
- 濡れたティッシュ
- 1枚
活動
土が乾いたら自動的に水を撒く装置のプロトタイプを作成します。
■仕組み
- 濡れた土は電気を通し、乾いた土は電気が通りにくくなる事象を活用します。
■配線
本来はこのように配線をするのですが、
- 乾いた土を一度、濡らしてしまうと再び乾いた土に交換するのが手間
- 水を扱うとノートPCの濡らして破損する危険がある
- マイクロポンプはプロトタイプ制作用で十分な散水を行うには水量が足りない
という背景から、ここでは土や水を使わずに、濡れティッシュで動作確認をするプロトタイプの作り方をを説明をします。
- デジタルA1(出力)とGNDをデジタル制御マイクロポンプ(TFW-PP1)に接続します。
- 5V出力とアナログA1(入力)にはみのむしクリップケーブルを接続しますが、ケーブルのもう一方は、何も接続しない状態とします。
■プログラム
- プログラムを開きます アナログ入力の値の範囲は0~100となっており、アナログ入力に何も接続していない状態で約50で、5V出力を直接接続すると100になります。プログラム中の80という値は目安になります。実際に動かしてみて、値を調整してみてください。
■動作確認
- 濡れたティッシュを5V出力とアナログA1(入力)の間に接続し、Scratchの緑の旗をクリックします。土が濡れている状態(濡れたティッシュに電気が流れ、アナログA1には電圧がかかっている状態)ではポンプが動きません。
- 乾いたティッシュ(=土が乾いた状態)に交換すると、ポンプが動き散水が始まります。
- 再び濡れたティッシュに交換(=土が濡れた状態)するとポンプが停止します。
■発展
- 2人1組になり、通信ブロックを使い遠隔地に土の水分量(アナログ値)を知らせるプログラムに改造しましょう。(通信ブロックの使い方については、課題解決カードの通信(赤)カードを参照してください。)
- ビニールハウスを想定して、気温や湿度の変化も計測。栽培に適さない気温や湿度になったら、遠隔地に通知したりモーターを制御して自動でビニールハウス内の気温や湿度を調整するシステムを4~5名のグループで組み上げてみましょう。(追加でモーターを制御する部品が必要)
「こんな教材を開発して欲しい」「オフィシャル教材のここを改良してほしい」等御座いましたら、お気軽にご意見を頂ければ幸いです。